甲状腺のヨウ素被曝、東京成人5.2mSv~米国防省推計

引用元;

http://www.ourplanet-tv.org/?q=node%2F1475

 

米国防総省は今年9月5日、福島第1原発事故後に日本国内に滞在していた米軍兵士や家族など向けに、被ばく線量をチェックできるウェブサイトを開設した。同サイトに示されているのは、2011年3月12日から5月11日までの2カ月間、24時間屋外にいた場合のヨウ素被曝を推計したデータ。計測した場所は、三沢、石巻、仙台、小山、百里、山形、東京、横田、座間、横須賀、富士、岩国、佐世保の13カ所の米軍施設周辺で、新生児~1歳、1歳〜2歳、2歳〜7歳、7歳〜12歳、12歳〜17歳、大人(17歳〜)の6つの年代に分けて、全身と甲状腺のそれぞれの被ばく量を推計している。
 
推計しているのはヨウ素のみで、他の核種は考慮していない。また、福島県内のデータはない。しかし、日本では初期被曝に関する推計データを公表していないため、OurPlanetTVは日本語に翻訳し紹介することにした。なお、屋内にいた場合、文科相は木造家屋で0.4の遮蔽率としている。低減率には様々な説があるが、米国と日本の公式なデータと低減率で計算するならば、屋内にいた割合に応じて0.4を掛けると、自分の被ばく量が推測出来る。
※お詫び:旧原子力安全委員会の資料によると、ヨウ素のような浮遊放射性物質のガンマ線による被ばくの低減係数は、自動車内1.0、木造家屋0.9、木造家屋の地下室0.6、大きなコンクリートの建物(窓および扉から離れた場合)0.2となっており、木造家屋で0.4という低減率は、セシウムなど、土壌に沈着した放射性物質のガンマ線による被曝の低減係数でした。
浮遊放射性物質のガンマ線による被ばくの低減係数
http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/09/09030302/01.gif
沈着した放射性物質のガンマ線による被曝の低減係数
http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/09/09030302/02.gif

米国防省発表 地域別放射線積算量
 
このデータは2011年3月12日から2011年5月11日までの60日間、大人、子どもの放射線積算量を地域別に表している。
 
積算量は外部被曝と、呼吸や食事などから放射線物質を体内に取り込んだ場合の内部被曝の両面で計算を行なっている。このデータは米国防省、米国エネルギー省、日本政府、民間組織によって集められた。算定は米国防省の放射線に関する保健専門家が、ICRP(国際放射線防護委員会)の手法を用いて行なった。積算量の計算は、科学を専門とする信頼ある独立機関NCRP(米国放射線防護審議会)の審査を経て行なった。
 
米国防省は、米国防省に関連ある13の海岸基地を対象に、2011年3月12日から2011年5月11日の期間における全身と甲状腺の放射線を積算した。甲状腺はヨウ素を吸収、蓄積し特に影響をうけやすいため、甲状腺の放射線積算量を行なった。
 
これらの積算量は、24時間外で過ごし、定期的に運動し(呼吸数に関係)、放射線が計測された水、土壌などにさらされて60日間ずっと生活したものとする最大被曝推計値。実際それぞれの放射線積算量は、その期間中、室内で過ごしたり、運動量が少なかったりすることで、この数値よりも低い可能性がある。