日本の反核と脱原発を進める皆様へ

デュッセルドルフから連帯の声明を送らせて頂きます。

世界最大の核事故となった福島第一原発事故から丸4年がたちました。「事態はコントロールされている」との政府発表とは正反対にフクシマは惨 憺たる状況がつづいています。膨大な放射能は放出され続け、除染という名の下で、汚染物質の場所 を変えるだけの行為は延々と続けられています。

フクシマからの避難者14万人は自宅に帰れず、移住する権利も補償も与えられず「避難」という名目の元で不自由な生活を強いら れ、地元で暮らす人々も高濃度の放射線を浴びながら生活しています。放射性物質に対する感受性の高い子供たちの健康悪化は深刻で、フクシマの 子供の甲状腺ガンは30万人中117人に達しました。

学校給食に福島県産の食材を奨励して子供たちに食べさせ、一般国民にも「食べて応援」というスローガンの下に、福島県産品の消費を奨励。

東京電力は、昨年7月に採取した地下水に、ストロンチウム90が「過去最高の500万ベクレル含まれていた」ことを、今年2月 にやっと発表しました。発表が遅れた理由は当初は「分析に時間がかかる」ためであったとし、その後「分析方法が正しいか再調査中」として引き 延ばす。

毎日6千人の作業員が、放射線に被曝しながら働いていますが、許容限度の被ばく量に達した人は作業から外されていくため、ベテラン作業員がど んどん減少し、知識や経験のない新人が増え、以前は考えられなかった事故による怪我や、亡くなる方までも出ています。

日本政府は、プルトニウム濃度を高めたMOX燃料を扱う原発から再稼働を次々と進め、更に日本の経済の為と偽り、オリンピッ ク、武器輸出解禁と並んで、インド、トルコ等への原発輸出を図る。まさに国民の命 や健康よりも一部の企業や富裕層の経済が優先される社会です。

政、 財、官、学、マスコミが一体となり、情報を操り、法律が少しづつ変えられています。4 年という歳月の中で、日本人が日常に追われ、記憶が薄れ、意識が薄れ、どんどん怒りや悲しみ、絶望を失い、チェルノブイリのこともフ クシマのことも考えなくなっていくとしたならば、政府の思うがままです。

日本の悲惨な現状を数え上げればきりがなく、絶望感とも言える気持ちになりそうですが、あきらめたら終わりです。

フクシマの核爆発事故は終わっていません。日本列島が地震と火山の活動期に入ったと言われている現在、フクシマの教訓を生かせなければ、日本と世界にさ らなる核災害がもたらされる事を、私達は日本に復活する安全神話に騙されず、想定して行かなければなりません。いつか来た道を歩む事は、 もう許されません。

私達は、世界的に連帯し、反核、即時脱原発を主張して行きます。
原発は、もう要りません。